<公開されていた音声は、ただいま調整中です。>
エフエム世田谷「農といえるニッポン!」では、NPO法人銀座ミツバチプロジェクトさんんの取り組を何度が取材をさせていただいています。音声で聞いてみたいというリクエストに応えて、このたび配信させていただく運びとなりました。
2007年7月14日(土)放送
FM世田谷「農といえるニッポン!」ゲストコーナー
ゲスト:NPO法人銀座ミツバチプロジェクト副理事長
(株)紙パルプ会館 取締役 田中 淳夫さま
テーマ:NPO法人銀座ミツバチプロジェクトの活動
・1回目: 銀座にミツバチがやってきた!
http://www.gin-pachi.jp/
2006年、銀座の屋上でミツバチを養蜂しているということが大変話題になりました。みなさんご存知でしょうか?この活動は、TV局、新聞、(地方版も含む)、雑誌など、数多くのメデイアに取り上げられました。
この活動をサポートしていらっしゃるのが、養蜂家 藤原誠太さん。2006年6月3日放送のゲストとして、FM世田谷「農といえるニッポン!」のゲストコーナーにも電話インタビューという形で登場していただきました。その後、いろいろな方々からのご紹介を通じ、田中さんにお会いする機会があり、ラジオでお話を聞かせていただくことになりました
私も取材前に屋上で行われたいる採ミツ見学に参加させていただきました。そのときのようすは下記をご覧ください。
2007年、紙パルプ会館での採ミツレポート。http://kansyokunouken.seesaa.net/article/40656039.html
そもそも、銀座のビルの屋上でミツバチを飼うことになったきっかけは、NPO法人銀座ミツバチプロジェクト理事長 高安さんと一緒に食事をしたことからお話がはじまります。
同席していた方から、ビルの屋上でミツバチを飼っている養蜂家がいること、その方が現在使っているビルを出なくてはならないので屋上を探しているという話を聞き、環境に役に立てるなら貸しても構わないですよと話した田中さん。
ビルの屋上を探していたのは、養蜂家 藤原誠太さんでした。藤原さんは、田中さんたちがミツバチを飼うと思っていたらしく、話がかみあわず一旦話しは白紙に戻りました。
藤原さんはミツバチのことに一生懸命。田中さんは銀座の町の勉強会を立ち上げ銀座のことに一生懸命。そんな二人は意気投合。藤原さんは、自分がミツバチを飼っているビルの屋上、世田谷の屋上など見せてくれたそうです。
そして、全面的に協力するから屋上でミツバチを飼ってみないかと藤原さんは話をされたそうです。しかし、ビル風が吹き抜け、見渡せば街路樹程度の緑。本当に屋上でミツバチが飼えるのだろうか?と田中さんは思ったそうです。養蜂家 藤原さんのお話によると、ミツバチが採る密源は浜離宮、日比谷公園、皇居。50kgはハチミツが取れるとのこと。
1日に40万人が集まる銀座で針がある動物が飛び回る。本当に大丈夫なのだろうか?田中さんの会社の社員は全員反対だったそうです。絶対必要なのは安全確保。これを地域の方々に受け止めてもらうために、通り連合会の事務局長さん、会長のみなさん、中央区助役さん、公園緑地課長、消防署。田中さんのビルに入居されている、テナントの皆さんにも、ご理解いただくよう田中さんは説明にまわったそうです。
ミツバチが銀座に来てから、ミツバチ見たよ!と、田中さんのミツバチが来たわよと連絡が来たそうです。昨年は、6月の2週目でミツバチを銀座から他に移動させました。それは、町のみなさんはこの活動をどう受け止めてくださったのか?と心配していたからです。町のひとたちの反応はというと、「また来年もミツバチくるよね?」と、声をかけてくださり町の方々と会話ができるようになりました。
銀座の町は職人の町独特の文化があり、いろいろな文化を受け入れてきた町でもあります。ですから、銀座で取れたハチミツを銀座の技術者の方に商品を作っていただき、季節感を感じていただき、職人の方々が前にでてくる、銀座の新しい発信ができるのではないかと思ったそうです。新しい町の発信。その思いが田中さんを動かしたのではないかと、お話を聞きながら思いました
昨年は予想3倍、150kgのハチミツがとれました。そめいよしの、菜の花、マロニエ、トチの木、ユリの木などのハチミツが取れ、カクテルのほか銀座発のスイーツが期間限定で発売されました。みなさんも、是非食べてみてくださいね。
http://www.gin-pachi.jp/4/
2年目の今年、いろいろな活動に広がっていきました。この続きも更新される予定です。お楽しみに!
2009年08月15日
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