静岡県 静岡市 青木農園さんでのインターンシップレポートをお届けしました。
<音声配信は終了しました。>
<特別企画>東京農業大学 短期大学部 特色GP
東京農業大学 短期大学部特色GPインターンシップレポート
東京農業大学 短期大学部 生物生産技術学科、環境緑地学科、醸造学科、栄養学科の各先生にご協力をいただき、インターンシップ体験談を大学生のみんなにラジオでレポートしてもらっています。
文字で読んでみたい方は、はるかの農業情報総合研究所ブログをご覧ください。
http://kansyokunouken.seesaa.net/article/96203644.html
過去の大学生出演については下記をご覧ください。
http://www.agranger.jp/radiokatsudo1.htmlまずは、2人に生物生産技術学科に進学しようと思ったきっかけを聞いてみました。山口さんは、動物、植物が大好きで、どちらにしようか迷っていたけれど、農大では両方学べるというのが気に入り進学。
村上さんは、農業高校出身で、バイオテクノロジー、果樹、野菜、花の勉強をしていました。大学進学後も、この勉強を続けたいと思い、勉強の内容がより近いこの学科を選びました。
現在、2人は園芸学研究室に所属。園芸学研究室では、さらに3つの分野に分かれており、花、野菜、果樹。それぞれ専門の先生がついてくれています。山口さん、村上さんは、果樹班に所属。
さらに、果樹班の中でも、南米産のジャボチカバの研究、屋久島みかん、りんごの栽培の研究で適応剤の散布に関する研究を行っています。山口さんは、ジャボチカバの研究を担当。
ジャボチカバは、幹に直接ブドウに似た果樹がすずなりになり、見た目は紫色なので巨峰に似ているのだとか?参考までに園芸ナビでジャボチカバを見つけました。こんな感じです。
http://www.engeinavi.jp/db/view/link/565.html
この実は食べられるそうです。彼女たちによると、味はライチで食感はぶどうだそうです。食べてみたいですね。さてこのジャボチカバは熱帯果樹ですが、日本の気候には適応でき比較的寒さにも強い。ただ、日本の気候だと少し成長が遅いので、できるだけ早く大きく実がなるように育てる研究を村上さんが担当。
さて、今年の3月に静岡県 清水区にある青木農園さんでインターンシップを体験。こちらでは、みかんを主に栽培されており、他にもお茶などを栽培している農家さんです。
インターンシップ先の農家さんでは、3月は収穫、出荷も終わっており、今年の収穫に備えて肥料を与えたり、お茶の管理、みかんの枝を片付けたり、古くなったり、弱くなった木の植え替え、樹齢100年を超えているという木に、自生している夏みかんでマーマーレード作る作業をお手伝いしてきました。
クイズは、農家さんに直接お聞きした、おいしいみかんの見分け方 です。答えは意外や意外・・・。
農家さんのところでは、日当たりのいい畑を作ろうということで畑を開墾。木を切り倒して山の斜面をきれいに耕し、上の畑から混み合ったみかんの木を抜いてきて、チェーンそうで木を切り倒して植えていく。農家さんが切り倒した木を切って運んで、燃やして、更地になったところには、まだ根っこがびっしり残っていて、それをチェーンブロックで引き抜くのが大変だったそうです。
急斜面になっている場所での植え替え。堆肥を木の根元にまく作業も1本1本根元にまくので、かなり大変だったようです。他にも、樹齢100年を超えているという木に、自生している夏みかんでマーマーレード作る作業をお手伝い。大きな夏みかんによじのぼり、40kgを収穫、それを洗い、ひとつづ皮むく下ごしらえで半日が終了。
このマーマーレード、特に販売ルートがあるわけでもなく、PRなどもしていなが、年間1000本を電話注文で完売。口コミで広がり、常連さんが買ってくださるそうです。お客さんの間では、幻のマーマーレードと呼ばれているとか?
この体験を通じ、規則正しい生活をとりもどしたという山口さん。農家は後継者不足・確かに大変でした。でも、運動にあわせてごはんたっぷり食べられます。規則正しい生活も送れるので、インターンシップは、是非農家を選んでみてねと村上さんから、後輩のみんなにメッセージいただきました。
この内容は、10月 6日(土)エフエム世田谷で放送されました。